田辺事務所に集まった支持者ら一人ひとりに感謝を伝え、笑顔で握手する世耕氏

 第51回衆議院議員総選挙が8日投開票され、和歌山2区は無所属前職の世耕弘成氏(63)が、共産党新人の畑野良弘氏(65)を大差で破り、堂々の2選を飾った。前回選挙の初陣で保守分裂戦となった世耕氏は今回、自民党の支持を受けて高市政権との太いパイプをアピール。高い得票率も獲得し、次のステップとなる自民復党に向けて弾みをつけた。畑野氏は賃金アップや消費税廃止を訴えたが、有権者に届かなかった。

 田辺市稲成町の選挙事務所には約150人の支持者が集まり、午後8時のNHK選挙特番で全国2番目に当選確実が発表されると大きな拍手に包まれた。

 すぐに姿を見せた世耕氏は、久美子夫人や支持者と一緒に万歳三唱で喜びを分かち合った。マイクを手に、寒い中での選挙戦をともに戦ってくれた支持者に感謝を込めて頭を下げ、「12日間、元気に走り回ることができた。票数はまだ分からないが、高市総理より早く当確が出たのでそれなりに立派な成績だったのだろう」と笑いを誘い、「前回は大変な逆境の中で私を選んでいただき、そして今回は立派な成績で選んでいただいた。この県民の信託にしっかりこたえるよう、これから仕事を頑張りたい。1期目は大変充実していたが、短い1年3カ月だった。これから“衆議院議員世耕弘成シーズン2”をぜひ楽しみにしてほしい。人口減少で苦しむ、経済でどうしても伸びない和歌山に質の高い雇用を誘致していくことに全力を尽くしていきたい。国際情勢が難しく、AIなど新技術が出てきて経済が根底から変化するかもしれないこれからの時期に、経験をしっかり生かし、国のためお役に立っていきたい」と決意を新たにした。

 宮﨑泉知事は「今後、自民党に復帰され、党の国の要職に就かれて和歌山県をよろしくお願いしたい」と期待を込め、望月良男参議院議員も祝辞を述べた。