昨年の漫才日本一決定戦「M―1グランプリ2025」で、関西を中心に活動していたお笑い芸人「たくろう」が見事優勝した。長年無名に近い存在だったコンビが一気に頂点へ駆け上がり、「無名からの飛躍」として大きな注目を集めた。今では「たくろう」を検索すると多くのネットニュースが並ぶなど、その勢いは際立っている。

 関西のショーレースを追ってきた人にはおなじみの存在ではあったが、出場や決勝進出は果たすものの、なかなか優勝に手が届かないコンビだった。結成は2016年。M―1にも毎年挑戦し、2018年には準決勝に進出したが、その後は準々決勝どまりが続いていた。そうした状況の中でのM―1制覇に、ファンの間でも驚きの声が広がった。今後はテレビや舞台など、さらに活躍の場が広がりそうだ。

 お笑いといえば、日高町出身の﨑山祐さん(34)が所属するお笑いコンビ、ファイヤーサンダー(ワタナベエンターテインメント)にも注目したい。実力派コンビとして多くのネタ番組に出演し、コント日本一を決めるキングオブコントでは2023年から3年連続でファイナルに進出。2024年には決勝3組に残って3位入賞し、昨年は5位と順位を落としたものの、優勝候補の一角として注目を浴びた。

 SNSでは日々の出来事をユーモアたっぷりに発信し、ライブ告知も精力的に行うなど、着実に力を蓄えている。今年こそ悲願の優勝で大きくブレイクすることを願いたい。御坊市出身のこうだいさん(30)=本名・福居滉大=と、日高川町出身の川合裕也さん(30)によるコンビ「しっとり最高裁」の活躍にも期待がかかる。(城)