今年も正月は御坊市の小竹八幡神社に参拝し、恒例のおみくじは大吉。「金銭その他万事心任せ」だそうで、今年こそ宝くじの高額当選が出るかもしれない。一方で「安心油断大敵」ともあった。以前、筆者は凶を引いたこともあるが、さほど悪い年でもなかった。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」、占いの結果にとらわれず、油断せず慎みを持って日々を送ることが大切なのだろう。

 市役所の仕事始め式では、三浦源吾市長が風通しのよい職場づくりについて話していた。人間一人ができることは知れており、上司は部下のやる気を応援して、仕事、業務を通して一人ひとりの職員の自己実現ができ、それが個人目標の達成、組織の目標の達成につながっていくのが理想のチームだと説明。大事なことは部下とのコミュニケーションであり、うまく取れていれば厳しい言葉の指導でも部下が納得してくれる、そういう関係が生まれる職場環境をつくる努力が必要だと強調していた。

 いまの時代、しかればパワハラ、飲みに誘ってもパワハラ、容姿や身体的な特徴を褒めればセクハラ。もちろん度が越している場合の話だが、肝心のコミュニケーションを取るのも難しい。ただ、企業でも同じことだが、チーム全員が同じ目標を持ち、それに向かって足並みをそろえていけば、自ずとコミュニケーションというか、心が通うものではないだろうか。目標とはたくさんあったり、複雑であったりする必要はなく、最も大切なこと、例えば行政なら市民の安全や安心のため、企業だと会社の利益や理念に沿って働くこと。地方紙ならば住民目線の紙面作りに徹し、地域のオピニオンリーダーとしての自覚と責任を持つことだと、あらためて新年に思う。(吉)