毎朝、納豆を食べる。でも添付の辛子は使わないから、毎日1袋ずつ溜まっていく。

 辛子の袋は、海苔の入っていた円柱型のプラスチック容器に入れているのだけれど、おでんやシューマイを食べるときに使っても、溜まっていく量のほうが多いので、辛子袋の詰まった海苔の容器は増えるばかり。たまに古くなったものを処分しても、やはりどんどん辛子容器は溜まる。

 先日、この辛子容器を見て、ハッとした。ベースを教えてくれたSSstudioのマスターがいつも言う「5分でもいいから毎日ベースを触れ」との言葉がリンクした。

 ベースを始めたのはコロナ禍で時間があるときで、結構集中して練習した。おかげ、全くの初心者だったけれどそれなりに少し弾けるようになった。でもコロナ禍が去って普通に社会が動き出したら私の日常も忙しくなって、ベースを練習する時間が減った。そこでマスターが「5分でもいいから」とアドバイスをくれたのだけれど「たった5分触ったって意味ないじゃん」と反発した。

 でも納豆袋がぎっしり詰まった海苔容器に諭された。納豆の辛子袋も溜まるのは1日1袋。それでも毎日毎日続いたら、いっぱい溜まる。辛子袋がパンパンに詰まった海苔容器がいくつもできる。

 ベースの練習も同じということか。たった5分でも、毎日やれば1週間で35分、1カ月で2時間半、1年で30時間。1万時間を費やして練習すればその道の達人になれるという「1万時間の法則」に添えば、もうちょっとペースをあげないと達人にはほど遠いが、少なくともアリの一歩ほどは近づいているということか。

 マスター、歯向かってごめん。ベース、毎日触ります。(亜)