2028年4月開校を目指している印南町統合中学校の設計が完了した。校舎は鉄筋コンクリート2階建てで普通6教室、全校生徒が一同に利用できるランチルーム、大階段、エレベーターのほか、個別・少人数学習に対応した空間も完備。グラウンドは直線で100㍍取れ、テニスコート4面も併設し、地域にも開かれたスポーツ環境を整備。災害時には避難所として利用し、防災拠点としても機能させる。

設計が完了し、外観の完成予想図も出来上がった

 敷地面積約3万5000平方に、校舎棟と体育館、屋外トイレ棟、部室棟、グラウンド、テニスコートの施設構成。造成工事がほぼ完了し、来年度からいよいよ校舎建設に取りかかる。

 延べ床面積は校舎6468平方㍍、体育館は1階1923平方㍍と観客席の2階は889平方㍍。外壁などの高断熱化、太陽光発電、雨水利用、内装の木質化などエコな学校を目指す。

 校舎1階には図書室とつながるラーニングコモンズを整備。自習やグループ学習ができるよう机を配置した空間で、コモンズ内のさまざまな場所に図書を配置し、いつでも本を手に取って学習できる。ランチルームは全校生徒が入れる広さを確保。生徒の居場所となるリビング空間「生徒ラウンジ」や広々とした大階段も設ける。

 各教室では電子黒板や無線LANを完備し、パソコンブースを備えた技術室、ミニコンサートが出来る広い音楽室など特別教室も充実させる。グラウンドは直線で100㍍、1周200㍍のトラックがとれ、両翼80㍍の野球場にもなる。テニスコートは4面。2階に観客席を設けた体育館はバレーボールやバスケットコートが2面取れ、生徒の部活動や地域スポーツを支える運動環境を整える。

 校舎は標高42㍍の高台にあり、体育館は大規模災害時に地域の避難所として利用。給食室とランチルームは500人規模の炊き出しに対応できる設備があるほか自家発電、雨水貯留槽、備蓄倉庫など防災拠点としても機能させる。

 校名案は統合委員会の審議を経て「いなみ中学校」。通学にはスクールバスを運行する。