全国の高等専門学校生がデザインや造形、まちづくりのアイデアを競う第22回全国高等専門学校デザインコンペティション(デザコン)が福井県で開かれ、創造デザイン部門で和歌山高専環境都市工学科5人のチームが最高の最優秀賞(文部科学大臣賞)を受賞した。また、専攻科エコシステム工学専攻の学生ら4人のチームも審査員特別賞に選ばれた。

最優秀、審査員特別賞に選ばれた和高専の両チーム

 同部門は、持続可能な社会を「織りなす」革新的なアイデアを「脱炭素」の視点から実現させるための具体策を提案する。今回は22チームがエントリーし、予選を通過した8チームが本選でポスター発表とプレゼンテーションを行った。

 最優秀賞に選ばれたのは、環境都市工学科5年の黒山紗依さん、最田ひなたさん、同4年の福本浩成さん、畑至道さん、吉田優星さんのチーム。提案タイトルは「蚊ードガード」で、日本の亜熱帯化による蚊を媒介とする感染症の危険性に着目。そのリスクと脱炭素社会の構築に必要な知識を同時に学べるカードゲームを提案した。内容の独創性や発表力の高さが評価された。

 審査員特別賞を受賞したのは、専攻科エコシステム工学専攻2年の溝畑圭汰さん、同1年の寺井梨華さん、山﨑宇槻さん、環境都市工学科2年の寺井雪菜さんのチーム。作品「空き家と旅人」は全国的な空き家問題に着目し、田舎暮らしを夢見る若者が地方でお試し暮らしができるプランを考案し、空き家活用の新たな仕組みを提案した。

 参加した学生たちは「色々なアイデアを一つの形にまとめていく作業は充実した時間だった」「他高専や審査員の方々の意見を聞けたことで多くの学びがあった」などと喜びを語っていた。