
日高地方以南の市町村職員を対象にした県の災害廃棄物(災害ごみ)仮置き場設置・運営訓練が25日、印南町若者広場で行われ、雨の中もスムーズな廃棄物処理を実践した。
台風や線状降水帯などの風水害が近年、全国的に多発傾向にあることから、災害ごみの受け入れと処理能力を高めようと行った。これまで机上訓練は毎年行ってきたが、体験することで課題を洗い出そうと今年度初めて実地訓練を実施。11月に有田以北の職員を対象に行い、今回は日高以南の約60人が参加した。
午前中に町防災福祉センターでごみの分別区分や仮置き場のレイアウトを検討し、午後から若者広場で実地訓練。被災した住民が仮置き場に災害ごみを次々と持ち込んできたと想定。参加者はコンクリートがら、瓦、ガラス、畳、可燃物など12分類ごとに置き場所を決め、広さを測ってコーンで仕切るなどレイアウト通りに仮置き場を設置。実際に災害ごみに見立てた段ボールを車両で持ち込み、受付や荷下ろしも実践した。
訓練の振り返りでは、参加者から「住民の個人情報を細かく聞いていると時間がかかり、渋滞ができるので、ポイントを絞るべき」「あくまで仮置き場なので、搬出するときのことも考えたレイアウトが必要」など体験したことで気づいたことが報告された。環境省近畿地方環境事務所の職員は講評で「被災したごみかどうかの判断が現場で求められる。住民への周知にも日ごろから取り組んでほしい」とアドバイスした。


