来年1月3日に東京ドームで開催されるアメリカンフットボールの日本一決定戦「ライスボウル」に出場するパナソニックで、御坊市出身のルーキー芦川真央選手(22)が輝きを放っている。芦川選手は大阪桐蔭高校野球部から、関西大学でアメフトに転向すると、恵まれた体格を生かして活躍し、今年から社会人王者にメンバー入り。日本最高峰の戦いに臨む。

芦川選手は御坊小2年のときに学童チームのアストロボーイズで野球を始め、5年から御坊少年で、御坊中時代は硬式の和歌山日高ボーイズ/マリナーズでプレー。3年時にはプロ野球の千葉ロッテマリーンズで活躍する西川史礁選手らとともに全国大会に出場している。大阪桐蔭高で西谷浩一監督の勧めやオファーを受け、関西学生アメフト連盟で最も古い歴史を持つ関大へ進学。2年時の故障を乗り越え、3年からレギュラーに定着すると、その年のリーグ同率1位に貢献した。
4年のときにOL(オフェンスライン)から、現在のDL(ディフェンスライン)にコンバート。DLは相手OLのブロックを打ち破り、最前線で攻撃相手を止めるポジションで、体の大きさはもちろんパワーとスピードが求められる。身長183㌢、体重は高校時代から50㌔以上増え、135㌔。野球で培った下半身の強さとパワーに加えて、パナソニック入社後はスピードも一層ついてきた。
ライスボウルに向けては国内最高峰のXリーグ・X1スーパー上位8チームがトーナメント。パナソニックはリーグ戦6戦全勝でトーナメントに進み、11月23日に万博記念競技場でのクオーターファイナルでIBMを52―14、今月13日にヤンマースタジアム長居でのセミファイナルで富士通を23―20で下した。
芦川選手はルーキーで唯一、これまでの全試合に出場。リーグ戦でチームは喪失距離と総失点が最少の堅守を誇っており、5年連続進出となる決勝(ライスボウル)で2連覇を狙う。芦川選手は「素晴らしい先輩方と一緒にライスボウルに挑めることに感謝しています。ルーキーらしくがむしゃらに、チームを勢いづける存在になりたい」と力強く抱負。「地元の皆さんの応援がとても力になります。BSで放送されるので、応援よろしくお願いします」と話している。


