早いもので今年も残りわずか。振り返れば日高地方では新人王に輝いた千葉ロッテの西川史礁選手やゴールデングラブとベストナインのダブル受賞となった巨人の泉口友汰選手ら地元出身のプロ野球選手が大活躍。子どもたちに大きな夢と希望を与えた。筆者が担当している御坊市では日高港でバイオマス発電所の稼働、人気ロックバンド「サンボマスター」のライブなど明るい話題があった半面、御坊火力発電所の一部廃止、紀州鉄道の廃線の危機など暗いニュースも。また、市職員の飲酒や不同意性交等の疑いで逮捕などの不祥事が相次ぎ、危機意識と倫理観の欠如、組織体制と管理監督の不行き届きが浮き彫りとなった。

 県政に目を向けると、今年4月15日、岸本周平前知事の急逝には大きな衝撃が走った。2022年11月に初当選し、2年4カ月。「県民の笑顔」を求めさまざまな課題に情熱を持って取り組んだ68歳の死因は敗血症性ショック。免疫力が低下している人が重症化しやすい病気で、日々の激務で疲れが溜まっていたのだろうか。そんな岸本氏の遺志を引き継ぎ、宮﨑泉新知事が誕生した。国政では参院選和歌山選挙区で世耕弘成衆議院議員の支援を受けた無所属新人の望月良男さんが初当選した。国では高市早苗さんが首相となり、「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」の言葉は今年の流行語大賞に。決して働き過ぎを助長するわけではなく、意気込みを示したものだが、賛否があった。

 故岸本氏は職員の働き方改革にも力を入れて「ワーク・ライフ・バランス」を大切にしていたが、自身に関してはどうだったのだろうか。年の瀬に健康の大切さをあらためて感じる。(吉)