奉納された大絵馬と小竹宮司、塩﨑さん、真登さん、木村さん(左から)

 正月準備を始める「事始め」に当たる13日朝、御坊市薗の小竹八幡神社(小竹伸和宮司)で氏子の自営業木村洪平さん(61)=御坊市薗=が恒例の大絵馬奉納を行った。木村さんが奉納を始めてからこれで25枚目。干支の3巡目に入った。

 来年は丙午(ひのえ・うま)。これまで2回の午年には神々しさと優美さを表現して白馬を描いたが、今回は陰陽五行説で「火性の陽」になる「ひのえ」の力強さを表現したいと、馬の毛色の茶色に赤を含ませた。また、風になびく尾の形で炎を表現している。当日は工作を担当した塩﨑建築代表の塩﨑弘直さん(63)、息子の真登さん(33)も参加し、小竹宮司の祈祷を受けて取り付けた。材料提供は御坊市名屋町の有限会社東岸建材店(東岸和則代表)。

 木村さんは「不穏な世界情勢が続きますが、草原を仲良く走る親子の馬の姿に平和への願いを込めました。また、子馬の元気に走る姿には親を追い越したいという勢いを表現しています。私も大叔父の山中襄(のぼる)、父の木村靖夫から引き継いだ奉納ですが、大叔父は24枚奉納しており、これで追い越すことになりました」と話している。