御坊市のJR御坊駅前の交差点で朝夕の通勤・通学、帰宅時に車の渋滞が常態化しており、抜本的な改善を求める声が高まっている。市は駅前の道路整備と併せて交差点形状の見直しの検討が必要としており、早ければ来年度にもスタートする周辺エリアの地籍調査の進捗(しんちょく)を見ながら、駅前改良の事業化に向けて取り組んでいく。

 御坊駅前広場は1955年5月に都市計画決定されたあと92年度に整備され、95年度に駅前から南に伸びる駅前御園橋線(県道)、04年度に北裏病院前を東西に走る駅前新川橋線(県道)が完成し、現在の形となった。

 担当課によると、当初危険な交差点との認識はなかったが、吉田地区や日高川町の宅地化、高速川辺ICの開通などに伴い、通行車両が増加。慢性的な渋滞については北裏病院前のルートから東進した車が駅前の県道進入前に一旦停止し、その後、なかなか進めないことが要因と分析している。

 市は昨年3月に都市計画マスタープランを改定しており、学生ら歩行者の安全を確保し、円滑な交通を図るため、駅前交差点の改良を進める方針を盛り込んでいる。いまのところ具体的な計画や実施時期は未定だが、来年度以降、3年程度の計画で進められる小松原地区面積1平方㌔(うち御坊駅周辺エリアは0・4平方㌔)の地籍調査の進み具合と、市の財政状況を勘案しながら事業化を目指す。

 9日の市議会一般質問では天倉勝也議員も渋滞時の事故の危険性を指摘し、「危険と不安の解消を」と強く求めた。