
江戸時代に印南漁民4人が移住して活躍した縁がある宮城県気仙沼市から、印南町ふるさと歴史文化研究室(坂下緋美代表)に絆の証として、同市の大島・若木浜海岸の石が届いた。
1691年、印南漁民の伝吉、門次郎、六郎左衛門、二平太の4人が印南から気仙沼大島へ船で渡り、移住。その後、大島村の鰹船は38隻となり、全村民の3~4割に当たる494人が漁業に従事し、「印南からの来往者による技術指導の成果」と気仙沼市史に記載されている。今年7月に気仙沼市で開催された「かつお溜め釣り漁伝来350年記念シンポジウム」に坂下代表が参加し、印南漁民の歴史などを紹介した。これが縁で交流が深まり、今回、かつての印南漁民が活躍した大島の若木浜海岸の石が届けられた。
印南地内の浜公園に建立している、印南漁民三人衆らをたたえる顕彰碑にはそれぞれゆかりの地の石を設置しており、気仙沼の石も近く加える。
坂下代表は「手漕ぎの船の時代に遠く離れた気仙沼へ渡った印南漁民の度胸と勇気にあらためて感激しました」と話している。


