みなべ町の民間災害ボランティア団体、紀州梅の郷救助隊(尾﨑剛通隊長)の結成30周年記念式典が29日、保健福祉センターで行われ、隊員や住民、町関係者、親交のある県外の災害ボランティア団体ら約100人が出席。尾﨑隊長は30年の歩みを振り返った上で、人は支え合ってこその人だと強調し、南海地震に負けないために人の力を高めるよう強いメッセージを送った。

救助隊結成の経緯や今後について熱い思いを話す尾﨑隊長

 尾﨑隊長は「結成への思いと30年のあゆみ」をテーマに熱い思いを披露した。救助隊の活動は大したことをしているわけではないとし、「できる時にできることをする、それだけのこと。みんなががれきの撤去や重機を動かしているのではない、老若男女、それぞれに適したことをやれるときにやっているだけ」と誰にでもできることを実行していると紹介した。結成の経緯については、「一人でも多くの人を救いたいと純粋に思った。もう一つは、必ず南海地震がやってくる、そのときに助けてもらいたい。来てくれというだけでは虫が良すぎる。行ける時には行ってお助けする。出動するときは必ず勉強させていただきますという気持ち」と活動の原点を説明。これまでを振り返り「救助隊を一文字で表すなら『人』、これに尽きる。人という字は互いに支え合う形をしている、いうなれば、人は支え合ってこその人。我々の活動は人として当たり前のことをやっているだけ」とし、未来に向けて「南海地震に負けてたまるか。南海地震に立ち向かうため、人としての気持ち、支え合うことをより強く思ってほしい」とメッセージを送った。救助隊については「リスクばかりの隊を、誰かに『後は頼む』といえないので、最後までやる。いつか私がいなくなって船長が消えても、皆さんと作った救助隊という船は残る。この町であれば、いつかまた、よしやってやろうという人が現れると信じている」と期待を込めた。

 山本秀平みなべ町長は、県内外に57回出動、153日に及ぶ活動日数に敬意を示し「多くの人の希望であり、みなべ町の誇り」とあいさつし、日ごろの活動をたたえて感謝状も手渡した。隊の活動を支えている3人に尾﨑隊長から感謝状、隊員4人に表彰状を贈った。

 御坊日高老人福祉施設事務組合 2日午前10時から議会定例会を開く。提出議案は一般会計、特別養護老人ホーム事業特別会計の各補正予算の計2件。一般会計は2122万7000円、特別会計は1億2099万2000円の減額で、特別会計は主に特養美浜・川辺のナースコール更新やセンサー付きベッド購入の延期に伴う補正となっている。