プロ野球の最優秀新人賞(新人王)が26日発表され、パ・リーグは千葉ロッテの西川史礁外野手(22)=日高川町山野出身=が受賞した。安定感のある守備に加え、打率2割8分1厘(リーグ5位)をマーク。シーズンオフには日本代表の侍ジャパンメンバーとしても活躍した。新人王は昨年秋のドラフト当時から目標としてきたタイトルで、今季は2軍落ちの挫折もあったが、最後は笑顔で締めくくった。

最優秀新人に選ばれたパ・リーグのロッテ・西川史礁㊨とセ・リーグのヤクルト荘司宏太=26日、東京都港区

 開幕は1番・左翼手でスタメン出場し、プロ初安打と初打点をマーク。5試合連続安打も記録したが、その後に打撃不振に陥り、4月12日に1軍登録抹消。再登録後も調子が上がらず5月27日に2度目の1軍登録抹消となった。実力を発揮し始めたのが6月。本来の打撃を取り戻し、同月は4割4分1厘の高打率をマーク、7月、8月も打率3割を超え、打撃好調をキープした。最終的には108試合に出場。417打数、117安打。二塁打数はリーグトップの27本を記録した。

 新人王のタイトルは5年以上のプロ野球取材記者の投票で選ばれ、西川は229票のうち97票を獲得、2位の達孝太(日本ハム)の55票に42票差を付けた。球団としては2014年の石川歩以来11年ぶり、ロッテ外野手としては初受賞となる。日高地方出身のプロ野球選手では01年のオリックス、大久保勝信投手(日高高出身)以来24年ぶり。セ・リーグの新人王はヤクルトの荘司宏太投手が選ばれた。

 西川は「素直にうれしい気持ちでいっぱいです。最初は苦しいことが多くて野球をするのが嫌なくらい本当に追い込まれていた。終わってみれば新人王を取ることができた。本当に最後まで誰になるかわからなかったので、うれしい気持ちでいっぱいです」と満面の笑みで喜んだ。