日本漢字能力検定協会は今年も恒例の「今年の漢字」の募集を始めた。例年通り、今回も予想してみたい。

 まずは今年の出来事を振り返る。1月=埼玉で道路陥没、トランプ米大統領就任▽3月=トランプ関税▽4月=大阪・関西万博開幕▽5月=備蓄米20万㌧放出開始▽6月=自民、歴史的惨敗▽7月=カムチャツカで大地震▽9月=石破首相が退陣表明▽10月=自民新総裁に高市氏、各地でクマ被害、ドジャースがリーグ優勝――などが挙げられる。

 今年はさまざまな出来事があり、候補になりそうな漢字も多い。まず、今夏は国内の平均気温が観測史上最高となり、各地で40度超えが相次いだことから「暑」。2010年の猛暑の年にも同じ「暑」が選ばれている。次に、高市新総理の「高」。支持率は歴代2位となる82%を記録し、日経平均株価も急騰。「高市トレード」と呼ばれた現象も話題になった。また、全国各地で頻発したクマ被害から「熊」。年度上半期の出没件数は2万792件で過去5年で最多、死者も13人と過去最悪となった。さらに、大阪・関西万博の「万」も有力だ。開幕当初は不安視する声もあったが、終わってみれば「万博ロス」という言葉さえ出るほど盛況となった。

 いろいろ挙げてみたが、個人的に推したいのは「米」だ。米不足、米価高騰、備蓄米、古古古米など「米」をめぐる話題が多く、今も続いている。米大統領の関税や発言が世界を揺らした年でもあり、大谷翔平ら日本選手の米大リーグでの活躍も印象深い。

 「今年の漢字」は12月12日に発表される。一区切りのこの時期に、それぞれが1年を振り返り、自分の「今年の一字」を選んでみてはどうだろうか。(城)