日高地方音楽研究会主催、日高地方小中学校音楽演奏大会を取材した。今回で第69回、戦後10年経たないうちに開始されたのだろうか。そういえば、まだ御坊市民文化会館がなかった半世紀近く前の小学生時代、市立体育館かどこかへ皆でうたいに行った覚えがある◆小4の時にうたった曲は「空をみあげて」。パートを分けてハーモニーを生み出しながらうたうのが、子供心に新鮮だった。今回調べてみて、この曲が原題「ロック・マイ・ソウル」という黒人霊歌と知って驚いた◆音楽の好みとはとても個人的な感覚に負うもので、中学生ぐらいからその方向が特にはっきりしてくるように思う。また「歌は世につれ世は歌につれ」というぐらいで、時代の雰囲気を色濃く反映させる文化でもある。今回の演奏大会は、プログラムを見ると若い世代になじみ深いJポップが積極的に取り入れられ、一方で「手のひらを太陽に」や筆者が小学校の時に習った「気球にのってどこまでも」などもみられて懐かしかった◆好きな音楽、今はやりの音楽が流れることは、学校という場がより風通しよく親しみやすい空間になる助けにもなる。ギターやドラムに合わせて思いきり高らかに歌い上げる中学生、笑顔いっぱいにうたい踊る小学生たちの姿をみてそう思った◆ところで、小5か小6の時に「一つ日高は夢の里、夢の里」で始まる、当日高地方の名所を巡る数え歌をうたった気がするが題が思い出せない。「七つないない果てがない、果てがない 煙樹ケ浜の広いこと ソレどこまで続くやら」と部分的には覚えているのだが、検索してみてもまったく出て来ない。ご存じの方がおられたらご教示頂ければ幸いである。(里)