今月5日の「世界津波の日」に合わせ、各地で地震や津波に備える防災訓練が行われた。2日には御坊市と美浜町で避難訓練、5日には紀央館高校で自衛隊を招いた防災教育が行われ、それぞれが万が一の事態に備え、命を守る行動を身につけた。

御坊市では全体で約1800人が参加。午前9時に地震が発生したとして大津波警報が発令されると、湯川町の西富安区(芝田隆行区長)では津波避難場所となっている高台の広場「明神(めんじ)さん」に約50人が集まり、市消防本部職員による人形とAEDを使った救急救命実技講習が行われた。
心臓マッサージは胸を押す位置、深さ、早さなど細かな指導を受け、119番通報する人やAEDを取りに行く人など、その場に居合わせた人との連携も確認。区民は「きょうは体験しなかったけど、そばで見ているだけでもすごく勉強になった」と話していた。
美浜町の津波避難訓練には、1888人が参加した。午前9時に巨大地震が発生し、3分後に大津波警報発令。サイレンが鳴り響くなか、住民が55カ所の避難場所に避難した。

紀央館高校は1年生143人を対象に防災教育を行い、自衛隊員がロープワークと応急担架づくりを指導した。ロープワークでは命綱に用いられる「もやい結び」などを学び、生徒らは説明を受けながら繰り返し練習した。担架は棒と毛布を使う方法を習い、最後は競技形式で技能を確かめ合い、真剣に取り組む姿が見られた。2、3年生はシェイクアウト訓練と防災に関する映像学習を実施した。


