わたしが住んでいる区では毎月、各家庭への配りものがある。町や区が各班に配布物を束で引き渡して、班で各班員の家へ配布する。

 班のなかで誰が配るかは班ごとに違うようだが、うちの班では班長さんの仕事。班長さんは、毎月第1土曜夜に開催される班長会へ毎回出向いて、配るべき書類をもらい、それを仕分けて各戸配布する。

 今年、わたしは班の会計係を仰せつかっていて、一役員として班長さんの配りものを手伝っているのだが、案外これが大変。作業は班長会翌日の日曜午前。まずは書類を仕分ける。それから仕分けた書類を持って、えっちらおっちらと徒歩で1軒1軒をまわりポストに投函。簡単な作業だが、なにせ37軒もあるので、だいたい昼前まで時間がかかってしまう。

 配る書類は、町の広報誌や議会だより、イベント案内などだが、ときに「各戸配布する必要ある?」というようなものも混ざっていて、とにかく枚数が多い。ペーパーレス化なんて考えはここにはない。

 今の時代、ラインやメールで一斉送信の方法なら楽々配れる。そういうデジタルツールを使っていない家にだけ紙媒体で届けてはダメなのか。

 配りものとは別に回覧板もあるが、今のやり方では、順番が最後のほうの家に回るのがどうしても遅くなる。これこそラインやメールを使えば、みんなに同じタイミングで情報を届けられる。

 実際に家を訪ねることに安否確認の意味がある、との意見もある。でも、訪ねたってお留守であれば安否確認にはならない。逆に、ラインで既読マークが付かなくて異変に気づくこともある。

 配りものや回覧板も、時代にあったやり方に変えていくのが便利では。(亜)