御坊市湯川町財部のペット用品店が上富田町を拠点とする動物愛護団体とともに取り組んでいる保護犬・保護猫救済活動が、広がりをみせている。活動に賛同・協賛する企業等は71団体にまで増え、保護犬猫の新しい飼い主を見つける譲渡会も年2回開催。チャリティーマルシェの同時開催などで幅広い世代の人が集まり、これまでに5件の譲渡が成立している。

御坊市のペット用品店は、株式会社塩路家具が運営する「ぶひぶひ」。以前から、飼い主がいない、劣悪な環境にいたなどの理由で、動物愛護団体等に一時保護されている犬や猫の救済活動に関心があり、2年半前、同店も救済活動に参加したいと、知り合いだった愛護団体、上富田町の「Wan life(ワンライフ)」に協力を申し出た。保護犬猫の幸せな居場所を見つけるため、春と秋に譲渡会を共催。飲食や雑貨の店が並ぶチャリティーマルシェを同時開催するなど工夫を凝らし、毎回、子どものいる家族連れやシニアら多くの人を集めている。
保護犬猫の幸せな将来を守るため、新たな飼い主には▽相性が合うか▽生活環境が整っているか――など一定の条件が求められ、譲渡の成立は簡単ではない。それでも、ぶひぶひでは譲渡希望者との面談や短期間でのお試し飼育などていねいなマッチングを経て、これまでに5件、保護犬猫を新たな飼い主に引き渡した。
こうした取り組みと住民の保護犬猫に対する関心の高まりなどから殺処分が減る一方、保護犬猫の数は増える傾向にあり、現在、受け入れる保護団体の負担が増加。人手や資金の不足も課題となっている。ぶひぶひの副店長山田裕美子さんは今後も活動を継続する方針で、「保護犬や保護猫を家族に迎え入れるその一歩が一つの命を救い、自治体や動物愛護団体の活動の一助につながる」と話している。
次回の5回目の譲渡会は、30日午前11時から午後4時までぶひぶひで開き、チャリティーマルシェも同時開催する。

