
美浜町人権教育講演会が1日、テレビでおなじみの菊地幸夫弁護士を講師に地域福祉センターで開かれ、町民ら約150人が参加した。
菊地弁護士は「身近な思いやり、その延長が人権」をテーマに講演し、人権侵害を受けたという相談の一つを紹介。「自分は悪くなく周りが全て悪い」という人がいたが、「その人の考えなら周りの全ての人が態度をあらためないといけないことになる。ちょっと自分を見つめ直し、考え直す視点が必要なケースがある」としたうえで、2人掛け座席の真ん中にあるひじかけを例に「細かな心遣いや思いやり、配慮が必要で、敏感に悟って遠慮、譲歩、共存できるか。そうしたことができる人が増えれば、一つひとつの積み重ねが人権尊重の社会をつくる」と呼びかけた。
女性や子どもに対する人権侵害についても事例、エピソードを挙げ、「人権を守ろうとできるような温かい心やセンスが大切」と強調。「一朝一夕にはいかないが、それらを身に付け、相手を敬う態度をとって、互いにサポートし、皆さんが幸せに暮らせますように」と話した。
講演会は町と町教育委員会が主催。開演前には町人権尊重推進委員会が人権について啓発を行った。


