入選作品 「草むらの花」

 今月31日から11月23日まで東京都港区六本木の国立新美術館で開催される第118回日展洋画部門で、白玄会会員の鳥居佳子さん(77)=日高川町和佐=が7度目の入選を決めた。県内の入選は2人。

 鳥居さんは元小学校教諭。30代の頃から洋画を始め、白玄会のほか、関西水彩画会、研水会、一水会に所属している。

 今回の入選作品は「草むらの花」と題する100号の大作。自宅近くの若野大橋のたもとで、野イバラの白い花に心ひかれて描いた。いつもは緑の葉や茎の細かな部分など全体的に心を配って仕上げるが、今回は特に花の部分に力を入れて丁寧に描いたという。野イバラは葉が小さく、手前に葛(くず)の大きな葉を配して画面にメリハリをつけるなどの工夫をしている。

 入選について「野イバラの白い花の美しさを描きたいと思いました。7度目の入選、うれしいです。今年でやめようとも思っていたのですが、選に入ることができたので、来年も頑張って描きたいと思います。もう少し奥行きを出すなど課題もあり、もっといい絵が描けるよう精進していきます」と話している。

 12月20日から来年1月17日まで、京都市の京セラ美術館で巡回展が開かれる。