
今年1月に新たに発見されたばかりのレモン彗星が、日高地方でも16日に確認され、印南町島田の愛好家古川眞さん(68)が撮影に成功した。
全体的に雲がかかっており、条件は悪かったが、同日午前4時半ごろ、雲の切れ間に姿を見せた。青白い尾も確認できる。これから11月上旬ごろまでが見頃で、最接近するとみられる21日前後は肉眼でも見られるほど明るくなり、簡単な双眼鏡があればはっきり分かる。国立天文台によると、レモン彗星の公転周期は1000年以上で、次回、見られるのは1100年後という。
古川さんは「21日ごろはレモン彗星の左側にスワン彗星も接近しています。明るい彗星が同時に2個も見えるのは、私の経験上、初めてです」と話している。


