プロ野球のペナントレースが終盤に入り、個人タイトル争いが注目される中、日高川町山野出身で千葉ロッテドラフト1位ルーキー西川史礁内野手(22)がパ・リーグの新人王有力候補に浮上している。23日現在で規定打席(443打席)まであと33打席に迫り、打率は2割7分6厘をマーク。自身がプロ入り前から目標としてきた「新人王の獲得」が現実味を帯びてきた。

8月16日のソフトバンク戦で1回、先制適時打を放つ西川

 オープン戦で打率4割1分の成績を残し、開幕戦は1番・左翼でスタメン出場。プロ初安打と勝ち越しの適時打でチームの勝利に貢献し、いきなりお立ち台にも立った。

 その後、開幕から5試合連続安打も記録したが、その後は内角攻めや外角低めの変化球に苦しみ、打率は1割台にまで落ち、4月12日に1軍登録抹消。再登録後も調子は上がらず、5月27日に2度目の1軍登録抹消となった。

 実力を発揮し始めたのは6月。13日に1軍登録されると、同月は打率4割4分1厘とハイアベレージをマークし、7月は3割3厘、8月も3割4分4厘を残した。9月は2割2分5厘となったが、6月以降の打率は3割1分1厘。現在の打率2割7分6厘は同期入団の宗山塁内野手(楽天)の2割6分1厘、渡部聖弥外野手(西武)の2割5分6厘を上回り、一気に新人王争いの有力候補に浮上した。

 さらに二塁打は25本でリーグトップ。今月には12球団の新人で最速となる100安打を記録したほか、マルチ安打35試合は球団新人3位。守備面でも外野手の補殺数9は両リーグ通じてトップで、攻守に活躍。規定打席に関しても残り8試合を1試合当たり約4・1打席でクリアする見通しで、新人王の獲得となれば日高地方出身のプロ野球選手では2001年のオリックス、大久保勝信投手(日高高出身)以来24年ぶり。