内容 経済活動がアフターコロナによりV字回復。世界的に物価の上昇が問題になっている昨今。金融資産形成の見直しなど、お金に関する備えへの関心が高まっている。ITの普及と共に、金融サービスが身近になり、利用者の選択肢は格段に広がった。それをいかに上手く活用するかの「自助の時代」、お金の知識が生活の豊かさを左右するといっても過言ではない。

 皆さん「お金」について知っていますか? 私たちが当たり前のように使っているお金。知っているようで、知らないことって意外に多いのではないでしょうか。お金のしくみや成り立ちなど基礎的な教養から、景気、金利、税金に保険など、少し専門的な知識。そして何より、お金の守り方、増やし方、つまるところ資産運用。小難しく敬遠されがちなことですが、この本では図やイラストが多用されていて、非常に分かりやすかったです。この一冊でお金の基本が幅広く学べました。ただ、あくまでこの本は入門書。個人的に一番重要な資産運用の解説に関しては、もっと別で学ぶ必要があるでしょう。このインフレの時代、今までの当たり前は通用しません。現状維持は、現状維持になりえないのです。やはりインフレに強いとされる投資は最重要といえます。『投資は自己責任で』といった文言に足が竦むのはわかりますが、日本人はリスクを取らないことのリスクを軽視しているように思います。宝くじで元が取れる確率はせいぜい10%。NISAでインデックス型の投資信託に積み立てるほうがはるかに安全です。残念ながら知っている人だけが得をしている。本書を入門に、今一度お金について勉強してみてはいかがでしょうか。(之)