日高川町入野の選果場で選別されるYN26

 日高川町入野のJAわかやま紀州地域本部紀州選果場で10日、極早生みかん「YN26」の出荷が始まった。県内では最も早い時期に収穫されるミカンの品種。今年は小玉傾向だが、夏場の少雨で糖度が高く、品質は上々。今月下旬まで収穫が続き、関西や関東地方などの市場に送られる。

 YN26は、県果樹試験場がゆら早生と紅まどかを交配して開発したオリジナル品種で、2012年に品種登録された。果皮は青く、熟した果肉は爽やかな酸味と甘みがあり、房を包むじょうのう膜が薄く、食べやすさが特長。

 今年は夏の干ばつが続いた後に大雨が降った影響で裂けた果実の発生がみられるが、甘さが強く、糖度10以上で出荷されるブランド「紀のゆらら」が例年の3、4割以上の5割程度を見込んでいるという。着果が多く、出荷量は昨年の70㌧を上回る80~90㌧を予想している。

 初日には約8㌧が選別され、大阪などの関西地方の市場に出荷。収穫のピークは20日ごろとみられている。

 YN26は日高地方では日高川町や由良町の生産農家約110軒(栽培面積約10㌶)で栽培。

 JA担当者は「糖度と酸味のバランスがよく、味が濃いおいしいミカンに仕上がった。ぜひ食べていただきたい」と話している。