プロ野球、巨人の泉口友汰内野手(26)=御坊市出身=が3日のヤクルト戦に3番・遊撃手で先発出場。5打数3安打2打点で打率3割とし、6月11日以来84日ぶりにリーグ打率トップへ返り咲いた。残り21試合となり、日高地方出身者初となる首位打者のタイトルも注目されている。
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泉口は初回の第1打席、無死一、二塁から右中間を破る先制の2点適時三塁打。2回の第2打席では中前打、8回の第5打席でも猛打賞となる右前打を放った。
前日2日終了時点で打率トップだった小園(広島)に4毛差につけて2位だったが、この日3安打の固め打ちで打率を上げて小園(2割9分7厘)を抜いて首位に立った。連続安打は14試合、連続出塁も19試合に伸ばし、いずれも自己最長で勢いは止まらない。
好調の要因を「いろんな球に対応できているところ。状態が悪いと、待っていない球は打てない」と自己分析し、「打席では後ろが和真(岡本)さんなので、自分は出塁することだけを考えている」と話し、阿部監督も「集中力が素晴らしい」と評価している。
泉口が首位打者を獲得すれば、巨人では2016年の坂本以来9年ぶりとなる。
プロ2年目の今季は開幕2軍スタートだったが、4月4日に1軍昇格。遊撃のポジションをつかみ、7月には球宴にも初出場。新人だった昨季は66試合に出場して打率2割1厘(164打数33安打)、1本塁打、9打点だった。

