御坊市熊野、土木業の株式会社中家組(中家伊三次社長)の敷地に、紀美野町の蛇岩(へびいわ)神社から分祀された新しい蛇岩神社が建立された。家内安全、商売繁盛、子授かりなどにご利益があるといわれ、中家社長(81)は「地域の皆さんに気軽に参拝してもらえれば」と話している。27日には御霊(みたま)移しの神事が行われる。

中家組の敷地内に建立された蛇岩神社

 中家社長は同町の出身で、毎月、蛇岩神社を訪れて参拝しており、5年前から「蛇岩神社から分祀してもらい、会社の敷地内に新しく神社を建立したい。地域の皆さんが参拝することで地域貢献にも役立つ」という考えを持っていたという。2年前、分祀を打診。同社から快諾され、今回の建立に至った。同社には弘法大師が坂を上っていたとき、黄金色の蛇が道に横たわっていたという伝説がある。

 分祀された蛇岩神社の建設は今年3月から着工し、同社事務所北側の敷地に建立。社はヒノキ材を使用し、大きさは幅約2㍍、奥行き約2㍍、高さ約3㍍。鳥居や手水舎も設けたほか、社の近くに龍神村柳瀬のチェーンソーアート元世界チャンピオン城所ケイジさんが彫刻した白いヘビ(高さ4㍍)も設置した。

 27日の御霊(みたま)移しは正午から現地で行われ、神事に合わせて御坊市薗の祭具師杉本卓治さん(58)が横笛を吹くほか、神戸市の美魅さんによる白蛇奉納舞踊が奉納される。午後3時からは餅投げもあり、多くの参加を呼びかけている。