今月2日の御坊・日高就職フェアには日高新報社も含め30企業が参加。求職者は35人が訪れ、うち一般が33人で、学生はわずか2人だった。近年は求人が求職を上回る状況が続いている。深刻な人手不足で優秀な人材の取り合いとなり、学生は早い段階で就職が内定する傾向にある。
学生にとっては自分の就きたい仕事、給料面、将来性のある会社なのかなど、しっかり見極めて選択することができるため、それはそれでいい。会社側にとってはそういった中から選ばれ就職したいと思ってもらえるよう、求職者に対していかに仕事の魅力を発信していくかが重要である半面、入った社員が他社へ流出しない、長く居続けたくなる組織づくりも大切。言うのは簡単でなかなか難しいが、社員それぞれがやりがいを感じ、会社の中から魅力があふれ出るような、そんな職場環境に向けてブラッシュアップしていかなければならない。
一方、就職フェアで福祉法人の参加者に話を聞くと、高齢化の中で特に介護人材の確保は重要な課題となっており、外国人の活用を進めているという。先の参議院議員選挙で躍進した参政党は行き過ぎた外国人受け入れに反対を唱えている。それも一理あると思うが、人手が足りない以上、外国人の力を借りることも必要だと感じるし、外国人がその職場に新たな刺激を与えることにもなるのではないか。例えば記者なら外国人の視点での記事、地元にいる外国人への取材などでおもしろい記事を書くかもしれない。
いずれにしても人手不足のご時世、会社にとっては即戦力を求め過ぎず、貴重な人材を地道に育てて伸ばす、そんな姿勢が必要なのかもしれない。(吉)


