暑さが尋常ではない。7月30日に兵庫県で41・2度を観測して5年ぶりに国内最高気温を上回ったかと思うと、5日には群馬県で41・8度とさらに記録を更新した。日高地方はじめ和歌山県は海風の影響か、そこまで気温が上がることはまだないが、全国的にいわれるようにもはや災害といわれる暑さ。最近になって知ったが、気温計は風通しのいい直射日光の当たらない日陰の、地上1~1・2㍍に設置されているという。ということは、日の当たる場所ではもっと気温が高く、アスファルトの上では50度ほどになるともいわれる。実際の気温より体への負担はもっと重いと認識し、命を守る行動をしなければならない。
兵庫で41・2度を観測した日は、ロシアのカムチャツカ半島地震が発生した日。この地震では、酷暑の中での避難という新たな課題を浮き彫りにした。実際、避難した人が熱中症で搬送された。津波と暑さという、災害と災害のダブルパンチにどう対処すればいいのか。津波から命を守るためには高台に避難しなければならないのは何も変わらないが、避難先に日陰がなければどう命を守るのか。改めて考えなければならない。
例えば日高地方でも建設されている避難タワーなら、暑さにも雨にも対応できるよう、すぐに広げられるテントの整備が求められる。高台も同様に日よけや雨よけが必要だろう。各地域の一次避難場所はどうなっているか、確認しなければならない。
各家庭で用意している持ち出し袋にも、帽子や塩分をチャージできるもの、ハンド扇風機、余裕があれば保冷剤もあれば体を冷やすことができる。家庭で話し合うべきことがまた増えた。(片)


