世界的に活躍するベルギーのフラワーアーティストダニエル・オストさんと御坊生まれの舞妃蓮がコラボレーションした展覧会が今月16日から22日まで、東京都中央区の日本橋高島屋で開催される。ダニエルさんは昨年、御坊舞妃蓮の会・和歌山大賀ハス保存会会長の阪本尚生さんからの提供で舞妃蓮の花や果托を使ったレセプションと展覧会を開いたことがあり、今回もそのつながりで展覧会を開くことになった。

 今月9日にはダニエルさんが御坊市藤田町北吉田のハス池公園を訪れ、展覧会出品に向けたイメージを膨らませた。その時聞いた話によると、ダニエルさんの好きな花は1位がハス、2位が牡丹、3位が椿、4位がポピーだそうで、特にハスについては「世界で一番美しい花」などと惚れ込んでおり、淡いピンクの気品が漂う舞妃蓮が咲く様子に「バレリーナのよう」と感激していた。筆者が偉そうに言えることは何もないが、ダニエルさんはベルギー王室御用達のアーティストでもあり、とても繊細で独特な感性を持っている人だという印象を受けた。ハス池公園でも今度の作品展のため提供を受けるハスについて細かく注文を付けており、プロならではの強いこだわりを感じた。

 阪本さんによると、13日にはハス池公園で作品に使う舞妃蓮の発送作業が行われ、東京の会場にいい状態で届いたそうだ。ハス池公園を運営する北吉田蓮の郷は今年で開園10周年を迎えており、世界的アーティストとの縁は今後の発展、発信に向けて大きな力となるのは言うまでもない。関係者の苦労をよそに勝手なことばかり言って恐縮だが、地域の活性化、観光客誘致の拠点として一層の奮起を期待したい。(吉)