スーパーや百貨店で買い物をしていると、商品の魅力を伝える「ポップ広告」に目を引かれる。そこに書かれた言葉だけで、その商品の内容や特徴が想像できる。例えば「セール」とあれば、値下げされていることに加え、残りわずかという印象も受ける。「本場○○産」と書かれていれば、産地の信頼感が伝わり、品質への安心感も高まる。消費者の購買意欲が巧みにくすぐられ、思わず手が伸びてしまうこともある▼企業にとっては、商品イメージを高めるための重要な手段がキャッチコピー。自動車業界では「いつかはクラウン」、「史上最強のスカイライン」「ブルーバード、お前の時代だ」、「HOP!STEP WGN」(ステップワゴン)など言葉で商品の魅力を伝えてきた▼20日は参院選の投開票日。候補者が公約の浸透を目指して奮闘中だが、各政党のキャッチコピーを見てみると、自民党は「この国を動かす責任がある」、立憲民主党は「物価高から、あなたを守り抜く」、公明党は「やると言ったら、やり切る」、共産党は「物価高騰から暮らしを守り、平和で希望が持てる新しい日本を」、日本維新の会は「社会保険料から、暮らしを変える」、国民民主党は「手取りを増やす夏」、れいわ新選組は「れいわ、以外ある?」、参政党は「日本人ファースト参政党」、社民党は「がんこに平和!ミサイルよりコメを!」、日本保守党は「日本を豊かに、強く」▼有権者の中にはどの政党の候補者に投票するか迷っている人も多いだろう。各党のキャッチコピーを読み比べると、その党が何を大切にし、どこに重点を置いているのかが見えてくる。投票先を考える一つのヒントになるかもしれない。果たして、心に刺さるキャッチコピーはどれだろうか。(雄)