工事用の防護シートに覆われた煙突

 御坊市薗、本町商店街近くで約50年前まで営業していた大衆浴場「紀小竹湯(きしのゆ)」の煙突の解体工事が進められている。

 当時は自宅に風呂がなかった家が多く、浴場としてにぎわっていたが、時代の流れとともに廃業。施設はその後に解体されたが、浴場のシンボルの煙突(高さ約10㍍)だけは今まで残っていた。経営していた北岡俊彦さんが今年2月に亡くなり、地震などによる危険性を考慮し、煙突の撤去を決めた。現在、煙突は工事用の防護シートに覆われた状態。

 昭和の大衆浴場の名残が消え、近くに住む佐藤拓也さん(62)は「小学時代にはよく利用しました。子どもの頃の懐かしい思い出の場所です」と感慨深げに話していた。