県高校文化連盟主催の第48回県高校将棋選手権夏季大会が和歌山市の南コミュニティーセンターで開かれ、団体戦で印南町印南の坂口陽大君(3年)がメンバーの田辺高校Aが2連覇。7月29、30日に香川県で開かれる全国大会(高校総合文化祭)出場切符を獲得した。坂口君は4局のうち決勝を含む3局で勝利し、優勝に導く活躍だった。

全国大会出場を決めた田辺高校A(左から川野君、坂口君、増田君)

 団体戦は県内19チームが参加。3人制のトーナメントで、田辺Aは坂口君のほか川野郁太君(1年)と増田椋君(1年)で臨んだ。3人が同時に対局し、2勝以上で勝利となる対戦方式。1回戦は橋本を3―0、準々決勝は粉河を2―1、準決勝は桐蔭B、決勝は桐蔭Aをいずれも3―0で破った。坂口君は粉河戦でイージーミスで黒星を喫したものの、準決勝、決勝は気持ちを切り替えて普段通りの対局で勝利。2年連続の全国大会出場を決めた。

 坂口君は飛車を定位置に据えて戦う「居飛車(いびしゃ)」の戦法。居飛車にもたくさんの戦法があり、4局とも上部からの攻撃に耐久力のある「雁木(がんぎ)」で3勝を挙げた。

 いなみこども園に通っていたときに将棋と出会い、高校では将棋部とラグビー部の〝二刀流〟で、今大会はラグビーの試合があったため個人戦には出場しなかった。

 全国大会は個人戦と団体戦の掛け持ちで出場できないため、団体は個人戦で優勝した増田君に代わって青山幸平君(3年)との3人で臨む。

 坂口君は「粉河戦で負けたのは反省点ですが、準決勝と決勝は油断せず持ち味を発揮できた。去年の全国大会では予選リーグで敗退しましたが、個人的には1勝できたし、対戦相手とそれほど差があるようには感じなかったので、今年は決勝トーナメントに進出できるように頑張りたい」と話している。