自社製品のたき火台を前に雑賀さん

 日高町荊木のステンレス製品製造、株式会社雑賀製作所(雑賀孝之代表取締役)が、アウトドアギア(道具)のブランド「SOLES」(ソレス)を立ち上げた。長年のBtoB(企業間取引)によるステンレス加工品受注生産で培った高い技術力で、デザイン会社とコラボして自社製品を開発。アウトドア用のたき火台とテーブルをクラウドファンディングで先行販売している。

 同社は1977年創業の金属加工業で、なかでもステンレス加工に特化。2代目の雑賀さん(50)は住宅建材メーカーを経て、2005年から勤務し、08年に父から事業を承継、15年に法人化した。

 BtoBのステンレスに特化した受注生産を続けるなか、ステンレスの格好良さを生かしたものづくりがしたいという思いが湧き上がり、直接的に商品を企画・開発・販売できる自社ブランドを立ち上げた。プロダクト(製品)からWEBサイトまでトータルにデザインする和歌山市の株式会社アンドエーとコラボ。水に強く、さびないというステンレスの強みを生かし、技術とデザイン性が合わさった商品を作っていく。

 クラウドファンディングは、サイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」を利用し、7月末まで。使い勝手とデザイン性にこだわったステンレス製アウトドアギアとして、六角形のコンパクトなたき火台と折りたたみテーブルを、支援に対し割引価格のリターンを用意している。

 たき火台やテーブルの「ソト」(外)のほか、スタンドやティッシュケースといった家の中でもインテリアのアクセントとして使える「ウチ」(内)の商品を開発。クラウドファンディングの終了後、ECサイトで販売していく。

 雑賀さんは「強みを生かし、まずはアウトドア用品から。インテリアや雑貨も今後、ラインナップを増やしていきたい。これからも格好いい唯一無二のステンレス製品を作り続けていきます」と話している。