好きなスポーツアニメの中でも個人的に1、2位を争うのは「ハイキュー!!」。人気バレーボール漫画で、これがきっかけでバレーを始めたという選手も多い。南部バレーボールスポーツ少年団男子もハイキュー人気でバレーを始めた選手で結成された経緯がある。主人公が所属する烏野高校の監督を務める武田一鉄先生の名言の中に「負けは弱さの証明ですか? 君達にとって負けは試練なんじゃないですか? 地に這いつくばった後また立って歩けるのかという」という言葉がある。バレーに関わらず人生でも胸に刺さる言葉である。
高校生のスポーツの大一番、高校総体の県予選が真っ盛り。競技によっては3年生最後の大会でもあり、全身全霊をかけた真剣勝負が繰り広げられている。筆者はバレーボール競技の最終日、準決勝、決勝を取材した。結果は既報の通りで、日高女子が準優勝、日高男子が3位とそれぞれ健闘した。今大会での一番の注目は、日高女子。県内女子は長年、開智と和歌山信愛の2強が続いていたが、今年2月の新人戦で日高が準決勝で信愛を破る金星を挙げ、風穴を開けた。再び決勝の舞台に立ち、開智に敗れたものの、埋められない差ではなく、これからにつながる大きな一歩といえる。
試合後、主将からは「秋の春高県予選でリベンジする」と気持ちのこもった言葉を聞けた。別の選手も「次は勝つ、絶対に春高に行きます」と自分を奮い立たせるように誓っていた姿がまぶしかった。もう立って歩きだしているという印象で、たくましい限り。日高女子は1990年、91年と2年連続で春高に出場しており、34年ぶりの全国切符なるか、楽しみがまた一つ増えた。(片)


