宮内庁は今月1日、天皇皇后両陛下と愛子さま、上皇ご夫妻の生活費にあたる内廷費を盗んだとして、20代の侍従職の男性職員を懲戒免職処分とした。2023年11月から今年3月までの間、皇居内の事務室で宿直の最中、一度に数万円から数十万円、計360万円を盗んでいた。
新潟県弁護士会は13日、昨年度の副会長で任期中に亡くなった40代の男性弁護士が、依頼人からの預かり金を着服した可能性があると発表した。個人、法人の複数の依頼人から遺産の分配等を委託され預かっていた現金を200回以上にわたって自分の口座に送金、引き出していた。その総額はなんと1億1000万円。仕事に使っていたパソコン内からは、「ギャンブル依存症だった。競輪や競馬に使った」などと記した文書も見つかったという。
極めつけは、14日に窃盗の疑いで逮捕された警視庁捜査1課の51歳の現役警部。火災犯罪捜査のエキスパートとして、「ミスター火災犯」と呼ばれていたらしいが、出火原因を調べる現場捜査の際、焼け跡から出てきた現金を同僚に見つからぬようズボンのポケットに入れ、何食わぬ顔で自分のものにしていた。
逮捕に至る端緒は、3年前に70代の住人の男性が亡くなったアパート火災。多くの捜査員や消防隊員がいるなかで、現金300万円を盗んだ。調べに対し、分かっているだけで約10件の現場で計900万円以上を盗んだと供述している。匿名の通報により発覚したとのこと。その瞬間をしっかり見られていたのだろう。罪深さは万死に値する。
天網恢恢疎にして漏らさず。いくら勉強が優秀でも、健全な良心、道徳心がなければこうなるという弱い人間の見本であろう。(静)


