梅雨入り、夏本番を前に、御坊市と日高広域の両消防が熱中症の予防を呼びかけている。
消防によると、高温多湿な環境に体が適応できず生じる「めまい」「けいれん」「だるさ」「体温上昇」「意識状態が悪い」といったさまざまな症状の総称。いつでもどこでも誰でも条件次第でなる危険性があるが、正しい予防方法を知って普段から気を付けることで防げるという。
熱中症の救急搬送が多いのは7~8月の夏場だが、例年5月から搬送される人が増加。昨年、日高地方で熱中症のため搬送された人は、5月16日から10月6日までの間で144人となっている。
熱中症が起こりやすい「環境」は「気温が高い」「湿度が高い」「風が弱い」「日差しが強い」「締め切った屋内」「エアコンがない部屋」「急に暑くなった日」「熱波の襲来」など。「体」では「高齢者や乳幼児」「肥満」「糖尿病などの持病」「食事があまりとれていない」「下痢等による脱水症状」「二日酔いや寝不足といった体調不良」など。「行動」は「激しい運動」「慣れない運動」「長時間の屋内外作業」「水分補給ができない状態」など。これら「環境」「体」「行動」の要因が重なれば、リスクが高まるため、注意が求められている。
予防は、こまめな水分補給が大切。塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながる。室内ではエアコンや扇風機で適切な環境を保つのはもちろん、湿度計や温度計で部屋の環境を知ることも重要。自分の体にあった環境づくりとともに、普段からバランスのいい食事や適度な運動を行い、熱中症にかかりにくい体づくりも大切と呼びかけている。


