昭和生まれの筆者は10代、20代のころはテレビドラマ全盛だった。月9を見るために残業をせずに家に帰って夕食と入浴を済ませテレビにかじりついた、という人も多かった。「ひとつ屋根の下」「101回目のプロポーズ」「GOOD LUCK!!」「ロングバケーション」など各局に名作があり、内容は心の中に残っている。当時、今よりもずっと視聴率が重視されていたように感じる。人気ドラマはいずれも35%を超え、歴代視聴率ランキングを検索すると、40%を超えるものも。最近のドラマの視聴率は30%を超えることは少ないようで、当時はいかにテレビドラマが国民の心を掴んでいたかがうかがえる。
 年のせいもあるだろうが、個人的には最近、ドラマを見る機会は減った。とはいえ、ネットフリックスやアマゾンプライムなどサブスクのコンテンツでいつでも気軽に見られる時代、少し前に話題になったドラマなどを見てみると、非常に面白かった。視聴率には反映されていないだろうが、人の心に残る、心を揺さぶる作品は今もたくさんある。視聴率という数字にとらわれる必要はない時代なのだと感じた。
 連日多くの人でにぎわっている大阪・関西万博。想定来場者数を達成するのは難しいとか、並ばないはずなのに長蛇の列だとか、否定的な意見もあるが、個人的には数字にこだわることなのかと感じる。実際に行った人のほとんどが「来てよかった」との意見で、満足度は高い。人の心に何が残るかが大事で、例えば来場者数が目標を達成しても満足度が低ければ成功とはいえない。本当に大切なのは表面上の数字ではなく、人の心の中にある。さて、チケットを購入しているが、いついこうかな。(片)