
任期満了(今月28日)に伴う日高川町長選が13日告示され、正午現在で3選を目指す現職久留米啓史氏(69)=江川=だけが立候補を届け出た。ほかに出馬に向けた動きがなく、18日の投開票を待たずに当選が決まるとみられる。
久留米陣営は立候補の届け出を済ませたあと、小熊の防災センター南側の選挙事務所で出発式を実施。支持者ら約250人(主催者発表)が集まるなか、久留米氏が第一声を放ち、「これまで住民の皆さんから声をかけていただき、支援していただいた。そのおかげで前向きに行政が進められた」と2期8年間を振り返り、3期目の政策については「全国的に人口減少が問題となっている。日高川町でもここ1、2年は予想を上回る減少スピード。今までも対策を講じてきたが、今後も工夫を凝らして取り組んでいきたい。関係人口などに視点を向け、町外の人に足しげく通ってもらい、暮らしにつなげていくことが大事だし、子どもたちに日高川町の良さや魅力を伝えることも大切」と語った。
後援会の三村康雄会長(76)も「今まで以上に元気で、住んでよかったと思えるまちづくりに力を入れてくれる」とあいさつした。