任天堂が来月5日、新型の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ2」を発売する。予約抽選の応募が殺到する人気で、希望者に行き渡るには1年以上かかるとも言われている。

 そんな世間のトレンドとは別に先日、市内の書店にあるクレーンゲームで、ニンテンドースイッチ1の方をゲットした。そのクレーンゲームはネットなどでよく攻略情報が出されている「バン○ーノ」という機体で、基本的には「天井」と呼ばれる概念があり、一定の投資をしなければ取れない仕組み。天井に到達していない場合はアームの力がかなり弱く、景品をつかんだと思っても運ぶ途中にアームが緩みポトリと落とす。天井は数千円から10万円などとも言われ、いくら攻略情報などを見ても、そうそう取れるものではないのだ。

 ただ、何かの拍子でたまたまアームが景品に引っかかったりしないかと思い、実は1年ほど前からその書店に別の用事でいくたびに数百円ずつ、クレーンゲームに挑戦。奥さんからは「金を放るようなもんや」と叱られながらも、懲りずに続けていた。景品と同じ番号が入った箱を取るゲームとなっており、その時はアームが景品をつかみ、いつも通り景品を落とすだろうと思ったら、がっちりつかんだまま移動し、見事ゲット。天井まで到達したのか、何か要因があったのか分からないが、報われた気分。

 ニンテンドースイッチ1は定価3万8980円で、フリマサイトなどでも2万数千円で販売。筆者の投資額は数千円ぐらいだから、結構得した。スイッチ1なら中古ソフトも多く出回っており、物価高騰の中、財布にもやさしい。やや時代遅れのゲームをのんびり楽しもうと思う。(吉)