会見で県議補選へ立候補を表明する芝さん

 現職の辞職で知事選と同日に行われる県議会議員日高郡選挙区補欠選挙(欠員1)=23日告示、6月1日投開票=へ、日高町の芝充彦(みつひろ)町議(53)=高家=が9日、立候補を表明した。出馬の要請を受けていた冨安民浩元県議の不出馬を受けて「冨安先生の議席を守りたい」と決意し、「日高郡の幸せを第一に、その一翼を担いたい」と抱負。短期の選挙戦突入が確定的となった。

 町内で会見した芝さんは冒頭、34年間にわたって務めた冨安元県議に対して敬意とねぎらい、感謝を述べたうえで、「不出馬が残念な半面、その重い議席を守りたい、守らなければという思いが湧いてきた」と経緯を説明。「冨安先生の足元にも及ばないが、強い決意を持って全身全霊で臨みたい」と抱負を語った。

 力を入れたい取り組みについて防災や教育を挙げ、防災は巨大地震への対応として御坊市と日高郡1市6町での協力、県との連携強化を強調。教育は「私たち昭和の『相手の目を見て話す』を原点に、令和のICTを取り入れた教育へ、私自身が勉強しながら取り組んでいきたい」と述べた。

 御坊市湯川町富安出身、御坊商工高(現紀央館)卒。土木資材販売等の会社役員を務めている。2014年5月の町議補選で初当選し、現在4期目。19年2月から21年2月まで議長を務めた。23日の告示までに辞表を提出。選挙戦に向けて「かなり厳しい戦いなので必死で臨む。日高郡の幸せが第一。それが和歌山県の幸せにつながる。一歩一歩、まず正直な気持ちを訴えたい」と力を込め、冨安元県議も本紙取材に対して「同じ日高町でもあり、支援していきたい」と話している。

 県議補選に向けては7日に、東大出身で美浜町の三尾に移住したまちづくり団体代表の岩永淳志さん(26)が初名乗り。告示まで2週間と迫るなか、超短期の一騎打ちが濃厚になっている。