JA和歌山、市町、県うめ研究所などでつくる日高果樹技術者協議会(柏木雄人会長)は28日までに、2025年産の南高梅着果調査結果を発表した。主産地(みなべ、印南町)の100節当たりの着果数は4・6で、過去10年平均比67%と「少ない」予想で、2年連続の不作は必至の状況。さらに今年はひょう被害が深刻で、秀品率低下が懸念され、過去最も凶作だった昨年より厳しい状況になるのではとの声も出ている。

 調査は今月21日から24日にかけて、みなべ町80、印南町11、御坊市6、日高川町17の計114園で実施。1園で平均的な樹を選定し、着果数と果実肥大を調べた。

 100節当たりの着果数を地域別にみると、岩代・南部が3・8で10年平均比「少ない」、上南部4・5で「少ない」、高城は5・9で「並み」、清川は8・8で「やや少ない」、印南町は3・5で「少ない」。御坊市は10・9で「並み」、日高川町川辺は4・4、中津6・8でいずれも「少ない」だった。主産地の平均4・6は、大凶作だった昨年同期(着果数2・9、過去10年平均比29%)に比べると一見多いが、今月6日から15日にかけて4回降ったひょうの影響で傷がついている実が非常に多いという。

 果実肥大も思うように進んでいない。果実の長径は岩代・南部が21・2㍉で過去10年平均比90%、上南部22・6㍉で98%、高城15・9㍉で79%、清川15・4㍉で82%、印南町19・6㍉で85%で、主産地の平均は20・3㍉、90%。御坊と日高川の平均は12・6㍉、57%にとどまっている。ただ、今後の天候で肥大が進むことも十分考えられる。

 同協議会では今年の不作の原因について「昨年と違って花自体に問題はなかったが、開花が遅れ、咲いている期間が短かった上に雨や低温の日もあり、ミツバチの活動が鈍ったのではないか」と分析している。

 最終調査は5月下旬に予定している。