
5月1日に解禁される日高川のアユの友釣りに向け、日高川漁業協同組合は2日から河川各所に稚アユの放流を始めた。
初日は田辺市龍神村の広井原から大熊までの各所に計10万匹を放った。
稚アユは同漁協内でふ化させて育てた人工産で、体長は10㌢から15㌢程度。漁協職員がたもですくい、水槽を積載した4㌧車2台と2㌧車1台に積み分け、龍神方面へと運んだ。今後も随時放流し、河川全域に約200万匹を放す。
日高川のアユの解禁は埼玉県秩父荒川(今月29日)に次いで全国2番目の早さ。関西では屈指の人気河川で、毎年、大阪や京都などからも大勢の太公望が訪れる。
友釣りには遊漁券(鑑札)が必要で、早期解禁(5月1日~12月31日)の年券が1万5730円、一般解禁(5月20日~12月31日)の年券が1万2100円。日券は3630円。問い合わせは日高川漁協℡0738―52―0950。