
災害などで断水になった場合でも町民に飲料水を提供できる体制を整えようと、印南町は28日、給水車1台を導入した。
2㌧車で、ステンレス製の給水タンクは1650㍑の容量があり、もしもの場合は町民に命の水を届ける。町のマスコットキャラクター、カッくんとエルちゃんのイラストをあしらった。費用は2141万3337円で、うち県の水道応急給水車両緊急整備事業補助金970万7000円を活用した。給水車は初導入。
この日に納車され、役場玄関前での納車式には町職員や町自主防災連絡協議会の濵中芳光会長が出席。受注の印南町古井、リペアショップなかちの中地秀之代表からキーを受け取った日裏勝己町長は「給水車が忙しく走ることは望んでいないが、災害はいつ起こってもおかしくない。広域的な使用も含めて有効に活用したい」と述べた。