
印南町西ノ地、切目神社東側に隣接する「切目懐紙なぎのさと公園」で、クマノザクラが見頃を迎えている。
クマノザクラは紀伊半島南部に自生し、2018年に野生の桜としては約100年ぶりに新種に認定された。ソメイヨシノより早咲きで、ピンク色と白色のかわいい花を咲かせるのが特徴。
なぎのさと公園は地元の農業、寺下鎮雄さん(80)が畑だった場所を2017年に公園に整備。季節の花を楽しめ、クマノザクラは幼木5本を5年前に植え、毎年花を咲かせている。今は約3㍍と一番大きく育った1本が満開に近く、3日ほど見頃が続きそうだという。「公園には切目神社境内から階段を登ってくることができますので、気軽に見に来てください」とPRしている。