儒者に扮した木村さんのレクチャーで楽しく学ぶ

 御坊市藤田町藤井のオフィスグレイス(旧小池組事務所)で、古典文学等に詳しい木村洪平さん(60)=御坊市薗=を中心とした有志による「論語」の勉強会「プチ論語」が開かれている。

 「論語」は儒教の始祖とされる古代中国・春秋時代の思想家、孔子(紀元前552または551~479)の言葉を弟子がまとめた書物で、儒教の教典。「三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」「友遠方より来たる有り、また楽しからずや」など一般に知られた言葉も多い。

 「プチ」は「不知」の意味。木村さんらは昨年5月から、岩波文庫の「論語」をテキストとして勉強を始めた。月2回、原則として水曜午前9時から10時半ごろまでの日程で行っており、全406㌻のうち今月で50㌻台まで進んでいる。

 木村さんが白い衣と黒い帽子で儒者に扮し、内容をレクチャーして出席者が自由に意見を述べ合う形で勉強。今月第1回の勉強会では、「子曰夷狄之有(しいわくいてきこれあり)」という一節を学んだ。自国の四方にはそれぞれ「東夷、北戎、南蛮、西狄」という異なった野蛮人がいるという中華思想が解説され、出席者は米国トランプ大統領の自国ファーストの発言などを例に挙げながら「現代でも本当はこう思っている人が多いかもしれない」など自由に話し合った。

 木村さんは「私も何も分からない状態ですが、皆で一緒に考えていきましょうという感じで、楽しくともに学んでいます。現代にこそ響く言葉もあるかもしれません」と話している。新会員を募集しており、連絡は平野さん℡090―2018―9577。