
御坊市社会福祉協議会は22日、市民文化会館で後期高齢者となる75歳を対象にしたシルバー成年式を行い、対象者361人のうち62人が参加した。各市町で年明けに開催されている二十歳の集いなどの高齢者版。講演会や交流会があり、人生100年時代と言われる中で第三の人生の新たな門出を祝った。
開会では岡本恒男会長が「節目の年に皆さんがご自身で今後の人生を考える機会にしていただきたい。年を重ねても健康に暮らしていくには生きがいが大変重要なキーワード。我々も皆さんの生きがい探しのお手伝いをさせていただきたい」とあいさつ。来賓の三浦源吾市長は「御坊を支えるのは皆さんのパワー。次の世代にも引き継いでほしい」、山本清司市議会議長は「皆さまの姿は大変若々しく、私も10年後にそうありたい」、中村裕一県議は「100歳で3回目の成年式をしてはどうか」などと述べた。
講演では白浜町、聖福寺の関守研悟住職がギターの弾き語りを交えた法話を行い、「早春賦」「うれしいひなまつり」などで美声を披露。自身の修業時代の苦労話を交え、心の豊かさについて語った。参加者同士の交流会もあり、コーヒーや茶を飲みながら、思い出話に花を咲かせていた。