節分は2月3日と思い込んでいる人がいるかもしれないが、年によって日にちが変わることがあり、今年は例年よりも1日早い2日になるそうだ。地球が太陽の周りを回る公転周期と暦の調整のために生じる。1984年には1日遅い4日となったこともある。2日となるのは124年ぶりとなった2021年以来。節分の翌日の立春も今年は例年より1日早い3日となる。
節分は字の通り「節(季節)を分ける」ことを意味する。以前は立春、立夏、立秋、立冬の前日を指していたが、現代では立春の前日だけが「節分」として広く認識されるようになった。この日は「鬼は外、福は内」と言いながら炒った豆をまいて厄払いする。豆まきは「豆=魔(ま)を滅(め)する」という意味や「豆を炒る=魔の目を射(い)る」という語呂合わせからきているそうだ。また、年の数だけ豆を食べて無病息災も願う。
他にも恵方(今年は西南西)を向いて恵方巻(巻き寿司)を黙って丸かじりすると、願い事が叶うという言われもある。商売繁盛を願う大阪の商売人から広まったという説があり、一般的な具材は七福神にちなみ、かんぴょう、シイタケ、ウナギ、エビなどの縁起物7種類だが、近年は各家庭でアレンジした恵方巻が食卓に並ぶことが多くなっている。
古来、人間は無事に過ごせるようにと、人間の力ではどうすることもできない自然や神を崇めた。万物には神が宿り、災害は神の怒りという考えがあった。節分の行事もその宗教観を持った伝統的な日本の文化。その行事の日にちを間違えてしまうと、神の機嫌を損ねてしまい、ご利益が少なくかもしれない。注意が必要かも…。(雄)


