
御坊市の藤田小学校(財福美校長)で22日、東京に拠点を置く人形劇団のかわせみ座(山本由也代表)が訪れ、子どもたちに日本語の美しさと表現豊かな人形演劇を披露した。
同公演は文化庁の文化芸術による子供育成推進事業・舞台芸術等総合支援事業(学校巡回公演)として開催された。キーボードやパーカッションなどの演奏と朗読家原きよさんによる感情豊かな語りに合わせて、山本さんが躍動感あるマリオネット操演を披露。子どもたちは生き生きと動く人形の舞台を楽しんだ。
5、6年生39人は観覧だけでなくステージにも出演。里山の森の精霊が山頂の森に暮らす烏天狗と遊ぶ物語では、児童たちは体を使って森の草花や木を表現し、お面をつけて元気いっぱいに烏天狗を演じた。
出演した小池大輔君は「本番も楽しむことができました」と話し、田中杏奈さんは「また機会があったら劇をやってみたいです」と笑顔だった。
この日は、保護者や大成幼稚園の園児、地域住民約60人も観覧した。