
穏やかな晴天に恵まれた1日、「日高富士」と呼ばれる印南町と日高川町にまたがる真妻山では元旦恒例の登山が行われ、100人を超える人が美しい初日の出を拝んだ。
真妻山は印南側と日高川側からのルートがある。印南側は公民館真妻分館が元旦登山前に整備活動を行い、当日はまだ真っ暗な午前5時ごろに出発。懐中電灯を照らしながら約1時間かけて523・4㍍の山頂へ登った。
360度見渡せる絶景が真妻山の魅力の一つ。午前7時6分ごろ、山の稜線からオレンジ色に光るご来光がきれいに見えると、歓声が上がった。地元の真妻やまびこ塾の山本育男塾長は「毎年登山できる健康に感謝し、ご来光のように今年も穏やかな一年でありますように」と話していた。